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2007年11月17日

2007年11月17日 (土)

海軍じいさん

Tera

平日の昼間に天気もよかったので自宅から流れ出る親水公園を
テクテクと歩き、ベンチでひと休みしていた。気が付くと隣に
見知らぬ爺さんが座っていた。

ぽつりと一言、言った。
「わしゃあ、海軍におったんです」
わたしゃ釣りをするが、大体昔から釣り場には爺さんが多い。
こういう人の相手をすることがよくある。
釣り人の場合、「昔はよくこんな大きなのが釣れました」
と自分の釣果自慢で嘯(うそぶ)く。
しかし、いきなりなんなんだろう?と言う思いはあったが。

「海軍ですか」
そういうと、そのあとは爺さんの独断場で一人で話し始めた。
昭和14年に召集され陸軍に数年、中国のあちこちに駐屯して居たらしい。
昭和16年から海軍に移ったと言う。
研修生の頃、佐世保や長崎などの港に着くと女の子に
きゃあきゃあ言われたそうだ。
「海軍の制服の力です」と言った。
「海軍人はスマートであれ」と言うスローガンがあるが、その象徴が
その制服である。
その後、 駆逐艦に乗船し南方の島々に行ったらしい。

Kutikukan

駆逐艦とは魚雷、爆雷と小砲を装備し高速で航行できる小型軍艦のことだが、
実際にはアメリカ軍の目を逃れて南方諸島へ物資を送るために使った。
戦争の趨勢に関わることはなかった。
爺さんの話では、爆雷も魚雷も積んでいなかったと言う。
駆逐艦辺りだと反対に魚雷に狙われたら、ひとたまりもないそうだ。
あっと言う間に沈没し、生存者などいないらしい。

爺さんの船は戦闘機にやられた。
言っておくが駆逐艦は対空・対潜が主任務なのである。
が、主砲の弾もわずかしかなく、まともに戦えるはずもない。
むろん、最後は沈没したが逃げる間があった。近くの島に泳ぎ逃げた。
そこで数人の仲間で現地人達と暮らしたと言う。
その時が今宵の幸せだったそうだ。

そんな島にも艦砲射撃、空襲があった。土を堀り、ドラム缶を乗せ、
上に砂をかけ、さらにその上にヤシの葉でカモフラージュ して防空壕かわりに
したと言う。しかしそんな暮らしも、そう長くは続かず結局アメリカ軍に
見つかって捕虜になったと言う。
終戦までそのまま、名は忘れたが近くの大きな島の捕虜収容所に
居たそうな。

わたしゃ聞いてみた。
「昭和天皇をどう思いますか?」
いきなり涙まじりになった。
「捕虜収容所から解放され長崎港に着きました。仲間達と夕食会に
呼ばれました。そこではサバやマグロの刺身など御馳走が並ばれて
いましたよ。みんな、がつがつと食べたんです。ところが次の日、数人が
死んだんです。」
「死んだ?」
「腹がびっくりしたのか?よくわかりません。安心したのか?
気が晴れたのか?とにかく御馳走を食った後、死んだんです。
いや、毒殺じゃないですよ」

その数日後、昭和天皇が来たと言う。
爺さんも直接お言葉をいただいたそうだ。
「よく生きて帰ってきました。よく頑張ってくれました」
と例の軽い調子であったと言う。
「わたしゃあね、こんな奴のために仲間達は死んでいったのか?
と思ったら腹が立ってきました。死んでいった仲間は犬死にじゃないか!」

もう1つ聞いてみた。
「天皇陛下ばんざい!などと言って皆、死んでいきましたか?」
「いや、みんな、おかあさん・・・とか身内や恋人の名です」

わたしは戦争体験者ではない。
だから体験者の前で知ったかぶりや、偉そうな口は絶対にしないが、
幾多の本で読んで、自分なりに確信していたことがはっきりと
正しかったことはわかった。

爺さんは本当はわたしみたいな戦後生まれを見ると
「海軍は男の中の男がなるもんです」
なんてことを言いたかったらしいが、
「おれたちは何のために戦争に行ったんだ?」と言う疑問もある。
「戦いも出来ないで、死んでいった仲間たちは何だったんだ?!」
それが、あの涙なのであろう。

その後もいろいろな話を聞いた。
最後に別れる際、爺さんはスク ッと立ち上がり、
「御清聴ありがとうございましたぁー!」
と奇麗な海軍式の敬礼をした。はっ!とした。かっこいい!
わたしゃ、にこやかに深く頭(こうべ)をたれ、その場を去った。
互いに名も聞かず。

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古代アステカの石盤予言

Asuteka

古代マヤ文明の暦は現代の暦との誤差は極わずか。
メキシコで出土したアステカ「太陽の石」と呼ばれる
石盤(↑写真)は、それを表しているそうだ。

アステカには「5つの太陽の伝説」と言うものがあり、
過去に4つの太陽が滅び、5つ目が現在のものだ・・・と
言うのである。この石盤に描かれているものは4つの太陽と
中心には5番目の太陽神(トナティウ)だと言う。

古代マヤ文明の暦は5128年を1周期とし、
予言書「クワウティトラン年代記」には、5番目の太陽期の始まりが
紀元前3113年頃と記されていて、5番目の太陽期の終焉によって
人類も滅びる・・・としている。
それが2012年12月12日なんだそうだ。


はてさて1999年に人類が滅びる・・・などと言って
何も起きなかった。
ノストラダムスの大予言でしたね。
わたしゃ当時ぶったまげて買っちゃいましたよ。
しかし、その後の世界を読んで「こりゃ、でまかせだ」
と確信しました。
なにやら放射能の影響で生き残った人類がモンスター
になる・・・なんて書いてあった。
こまっちゃけたSFじゃん!
この本で大儲けした著者は全額返しなさい!

こういう話が出て来ると必ず大儲けを狙って、銭ゲバが
うようよ出て来る。

アステカ・カレンダーの真意は今のところ、よくわからないが、
ノストラダムスの予言ってのは、解釈によって
どうとでも取れる内容なのである。
つまり、いまだによくわからない。
それを勝手に「1999年に人類滅亡」などと言って書いた。
世紀末と言うこともあって、みんなが恐れおののいたのである。

さて2012年まで5年ほどある。
大儲けを企むなら丁度よい時間が用意されている。
なんかうさん臭くないかい?

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