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2008年6月10日

2008年6月10日 (火)

異国

Miyuki_2

異国

唄 ;中島みゆき
作詞:中島みゆき 
作曲:中島みゆき 

二度と来るなと唾を吐く町
私がそこで生きてたことさえ
覚えもないねと町が云うなら
臨終の際にもそこは異国だ

しがみつくにも足さえみせない
うらみつくにも袖さえみせない
泣かれるいわれもないと云うなら
あの世も地獄もあたしには 異国だ

町はあたしを死んでも呼ばない
あたしはふるさとの話に入れない
くにはどこかと聞かれるたびに
まだありませんと うつむく

百年してもあたしは死ねない
あたしを埋める場所などないから
百億粒の灰になってもあたし
帰り仕度をしつづける

※歌詞一部掲載


中島みゆきはちょっと怖い。
なんてことを思わせる。
それだけでも異色のシンガーであり、存在感は天下一品だ。
誰もが目を背けたいと思っている事柄、言葉を力強く歌う。

寅さん風に言えば「それを言っちゃあおしまいよ」だ。
人間のドロドロした部分をえぐり取ったリアルな歌詞は
アジア的である。
自分のことを「あたし」と言う女は何かアングラ的な気がするが、
わたしにゃ合っている。

好きなんだな。こういうの。
特に「異国」は、もうこの世のおしまい。
「この女はいったい何をしたんだろう?」と
とても気になってしまった。

そりゃあね、長く生きてりゃ触れられたくない事が
山ほどあるさ。
そこを「あんた、こうなんでしょ!」
なんて言われちゃたまらない。
「そのことはかんべんしてくれよ」と
泣きすがるしかない。

しかし、彼女は「永遠の嘘をついてくれ」
なんてことも言っちゃうかわいい女でもあるのだよ。
だんな!

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