カテゴリー「燻し銀のおいしい噺」の46件の記事

2008年12月10日 (水)

老舗喫茶神保町ラドリオ

Ladrio

昭和24年開業。歴史ある喫茶店の多いこの界隈でも超〜老舗。
元々はシャンソン喫茶だったそう。
ラドリオとはスペイン語で煉瓦(れんが)の意味である。
ウインナ珈琲(生クリームのせ珈琲)はここから始まったそうだ。
夜はバーになり、カクテルが楽しみ。夜に行ったことないんだけどね。
作家や文化人に愛され続けてきたラドリオ。人一人やっと通れるこの路地前には、
以前に紹介したタンゴ喫茶「ミロンガヌォーバ」がある。

神保町界隈が好きな理由はこういう喫茶店が今もガンバッていることなんだな。
しっかりした建材の店内だから数十年経って渋さがにじみ出す。
この渋さは時間でしか出せない。
学生時代をここで過ごしたおいらにとって、いつ行ってもそこにあるのは実に嬉しい
限りである。

千代田区神田神保町1-3
03-3295-4788
定休:日祝
営業時間:11:30〜22:30 土12:00〜21:00)
※17:00からバータイム
アクセス:神保町駅A7出口を出て左後ろにある「さぼうる」の前を抜け、
出た道を斜め左の小道に入って「ミロンガ ヌオーバ」の斜め1軒手前。
徒歩約2分。

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2008年8月21日 (木)

柴又 山本亭のひととき

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山本亭は、合資会社山本工場(カメラ部品メーカー)の創立者、
故山本栄之助氏の自宅。
山本宅は浅草小島町一丁目にありましたが、
大正12年の関東大震災で被害を受け、製瓦業者の屋敷跡(当地)に
移転して来たのです。
大正15年〜昭和5年まで増改築を重ね山本家四代に亘り、
昭和63年まで居住していました。
現在は葛飾区が保存し、平成3年4月から公開されています。


見学料:100円
亭前に寅さん記念館が在って、共通券も販売している。
共通券:600円

「燻し銀のおいしい噺」に載せたのは
ここの一室で飲食が出来るからであります。
ぜんざいや抹茶、珈琲。
珈琲(胡麻クッキー付き)500円

琴の生演奏を聞きながらってのもいいかも。
時が止まりますよ。

Yamamototei03

帝釈天の裏道。江戸川沿い。
矢切りの渡しも近い。

山本亭
〒125-0052 葛飾区柴又7-19-32


葛飾柴又
http://www.katsushika-kanko.com/index.html


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2008年8月 9日 (土)

紅鹿舎

Benishika_4

紅鹿舎は「べにしか」と読む。「べにしかしゃ」ではない。
まず、メニューの多さに驚く。
元祖ピザトーストの店。
昭和32年オープンの有楽町の老舗欧州風喫茶店。

名物コーヒー「カフェ タカラヅカ」。
生クリームを花びらのようにグラスに盛り付け、
コーヒーを注ぐとクリームがくるくると踊り出す。
宝塚へのオマージュでしょう。

パフェやフロートなどデザート類のメニューの豊富さは凄まじい。
ハイカラ気分の老舗喫茶店。
日本のパリだよ〜。

ここから宝塚劇場はすぐそば。
歌劇前の待ち会わせでファン達は集い、歌劇を見終わって、
ファン達はまたまた集うのですよ。
宝塚が無ければここも無い・・・・と言える喫茶店なのです。
こりゃもう有楽町、日比谷界隈の文化です。
これぞ、古き良き銀座!ですぜ。

しかし、わたしゃ宝塚にはなんの興味もない。


JR有楽町駅より徒歩5分
東京都千代田区有楽町1-6-8
営業時間:平日 9:30〜23:45 土日祝 9:00〜23:45
定休日無


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2008年7月30日 (水)

喫茶去

Kissako_2

喫茶去と書いて「きっさこ」と読むらしい。
禅言葉で「よう来きたな、お茶でもどうぞ」と言う意味なんだそうだ。
なにやら「去」と言う字があると「茶、飲んだら、帰れよ」と言われちゃってる
感じだが、ちがうんだってさ。
ここは以前「李白」って喫茶店だったはず。
その頃、なんどか前を通ったが、高尚な名に嫌気が指し、入らなかった。
芸術家気取りが、しかめっ面して珈琲煎れてる場面を想像してしまう。
その頃、仕事ついでに「李白」に寄って原稿をまとめてた友人が
ご主人に怒られたそうだ。
そんなじゃ携帯ピコピコいじってる奴なんかひとたまりもなかったろう。

Kissako2_2

「喫茶去」と言う名はなんかかわいい。
最近流行りの民家改造ってのはどうも好きになれないが、
入るとジャズが流れていた。
ジャズ喫茶と言うと穴蔵のイメージがあるが、民家でジャズってのも
オツなもんだ。
ご主人は人の良さそうな方で珈琲も美味しかった。
店先の盆栽や花篭もご主人の人柄を物語っているような気がする。
これですよ。お店ってのはそうでなきゃ。
サラリーマンが多かったのは、少々高値であるからだろう。

東京都千代田区神田神保町2ー24
営業 :PM12時〜20時 日曜祝日休み
主な最寄り駅 :JR水道橋駅


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2008年7月12日 (土)

Jazzとマサコ

Masako_2

外装は昔のアメリカ基地住宅みたいだ。
店内はなんの統一感もないワンフロアで、ただソファや低い椅子&テーブルが
雑然と置かれている・・・モンゴルか?!と思うような全体造。
床のあちこちが傾いて、への字になっているがここにあの世界的に有名な
ジャズミュージシャンが来たのか?と思うと・・・・感慨深い。
壁一面にジャズのチラシやポスターが貼ってあり、天井のものはすでに
飴色と化している。JBLスピーカーとアナログオーディオからは古いジャズが
鳴り響いていた。

Jazzだけがある。

ここはジャズを聞きに、そして珈琲を楽しみに来ると言う場所。
インテリアの統一感など、どうでも良い。
下北沢で50年・・・・恐れ入った。
席は大人数用ばかりが固められていて面白い。

と、言いつつも常連の近所の商店街のじいちゃん達がジャズなど
おかまいなしに珈琲一杯でミーティングをしていた。
中に入れば実に心地良く、敷居が高いんじゃないだろか?と
思っていた考えは吹き飛んだ。
そんな風景が下北沢なんだろう。
昔のように、さも通を気取って集まっていた人間たちは、
いまも来るんだろうか?

珈琲は昔の味って感じです。
まあ、ここはそんなことは気にならんのですよ。

・・・Jazzがあるんだから。

どうでもよいことなのであるが、そう言えばわたしゃ
ここ何年も珈琲カップは丸だった。ここのは四角なんだな。
慣れないせいか?飲みづらかった。
ごちそうさまでした・・・。
Jazzと珈琲に。


東京都世田谷区北沢2-20-2
03-3410-7994
営業時間 12:00〜23:00
休業日 12月31日〜1月3日
客席数 40席


ジャズ喫茶マサコ
http://bit.respace.jp/jazz-masako/


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2008年6月 9日 (月)

さぼうるでさぼる

Sabouru

この写真ではわかりずらいと思うが知ってる人にはピン!と来る。
写真を撮ったこの日は外装工事をしていたため、このような写真しか
撮れなかった。
学生時代をここ、御茶の水、神保町で数年過ごした。
タイトルのごとく駅で友人に会うと、学校には行かず、さぼうるへ
まっしぐら。その名の通りさぼっていた。
ここ界隈で学生時代を過ごした者なら知らぬ者はいないと言ってよい。
「さぼうる」と言う店名がそういう意味なのかは知らぬが、神保町で
約50年の営み。とにかく自由な喫茶店で店内のレンガ壁には学生たちが
書いた、らくがくで埋まっている。
数十年前に自分が書いたらくがきはどこに行ったろう?

Sabo05_3


学生街の喫茶店って歌が昔あったが、ここがまさにそのとおりの
場所である。いまだ昭和の香りがプンプンしている。
文化人、作家など数知れず訪れ、その足跡も残している。
もはや文化と言ってよい。
メニューはなんともいまだに昭和風。
味がどうのと言うのは、ここではどうでもよい。
「ここにいる」と言うだけで満足な場所である。

千代田区神田神保町1-11
営業8:30〜23:00 日曜定休


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2008年6月 8日 (日)

手作り煎餅

Kikumi_2

創業明治8年の老舗煎餅屋さん。菊見せんべい。
正しくは、菊見煎餅総本店。漢字ばっかで言いづらい。
菊見せんべいでいいですね。
昔ながらのせんべいやあられ。
せんべいは1枚からでも売ってくれます。
上質の米を使い歯ごたえのある四角い形が特徴。
あられは堅さが3種類という細やかさ。

煎餅など現代において、さして魅力のあるお菓子とは思えないが、
美味しいものに古さはない。
わたしゃ、煎餅好きである。
ぬれ煎餅が最近のお気に入りではあるが、オーソドックスな
おかきなんかもやはり、美味しければ手がのびる。

菊見せんべいと言う名は、昔、ここらへんの菊を見に来る人が
多かったそうな。そこから命名したと言うことです。
店上のまあるい看板が・・・いいですね。


東京都文京区千駄木3-37-16
03-3821-1215
定休日月曜定休
営業時間10時〜19時

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2008年5月12日 (月)

丸福珈琲店

Maruhuku

大阪千日前にて創業1934年。
もともとは洋食屋さんだったそうな。
関西では有名な丸福珈琲店が武蔵村山店に続き、都心の秋葉原に出店した。
ヨドバシカメラ内と言うことで、珈琲目当てにやって来る人はそういないのではないか?
この秋葉原ヨドバシカメラは、もはや大家電デパートと言える。

さてブレンド珈琲 450円
と、まあまあのお値打ち。
コクと香りをうたっているだけにその珈琲は濃い!
ブラック好きのわたしでさえ、ミルクを入れた。美味しくはあるが、きつい。
関西人はこれを好むのか?と思ってしまった。
これに慣れてしまったら町のそこらの珈琲がみなアメリカンになっちゃうぞ。
関東の珈琲屋であれば、デミタスで出すであろう。

中々強者であった。一度ご賞味あれ。
関東人は考え込んでしまうぞ。

東京都千代田区神田花岡町1-1
ヨドバシカメラ4F
03-5207-5548
営業時間/9:30-22:00(LO21:30)

丸福珈琲店
http://www.marufukucoffeeten.com/

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2008年4月27日 (日)

麩まんじゅう「麩帆」

Daibutu_2

大仏のある長谷周辺は、面白いお店がひしめいている。
たとえば雑貨屋さんなど、大島紬風布1m1,000円とか、
1,000円の帽子でも中々なのである。
安くてセンスの良いものが置いてある。

さて甘味の話である。
独断な言い分ではあるが、麩まんじゅうは大きく分けると
店によって水分が多めのと少ないものになる気がする。
「夏の和菓子」と言う印象があるので、わたしゃ瑞々しいものが
好みである。つるっ!とした喉越しを楽しみたい。
麩まんじゅうは笹の葉に包む。笹の香りが鼻をくすぐる。

夏に京都ではメジャーな麩まんじゅうなのに関東では
あまり見かけない。
大体、なま麩(生麩)・・・と言われてもなんだかよくわからない。
関東では麩と言えば乾燥ものしか浮かばないからだ。
わたしゃ、昨年11/9に紹介した松戸「栄泉堂岡松」 の麩まんじゅうが
お気に入りではある。

しかし古都鎌倉は、なぜか麩まんじゅうを置いている店が多い。
紀ノ国屋 (京都麩嘉)、桃太郎、麩帆など。
昨年のblogで鎌倉を書いた時も寄ってはいたのだが、書き忘れた。
また撮り直したので遅い掲載になっちゃった。

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今日はその中でもお若いオーナー夫婦が経営する「麩帆(ふはん)」である。
今や有名店。麩まんじゅうのみしか置いていない。
人気の理由は癖のないさっぱりした味にあるのではないだろうか。

なま麩はヨモギの入ったものとプレーンなものの2種類。
瑞々しさ、つるっ、もちっの食感と上品な甘さをかなり押さえた餡。
店内で食べることはできない。左側の小さな窓口での販売のみ
である。持ち帰りのみってことです。
なま麩のみも販売している。

1個  170円
和菓子はちゃんと作るとこれぐらいの値段になるのが常識。

なま麩ってのは関東人にはどうも癖があるのだが、ここのはない。
かなり食べやすい。

オーナーの奥さん、いい感じにあっかるいですよ。

■麩帆
鎌倉市長谷1-7-7
0467-24-2922
10:00〜16:00(売切れ次第終了)
月曜定休

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2008年4月26日 (土)

鎌倉ミルクホール

鎌倉は今の季節はつつじ、つつじである。

Tutuzi

昨年から仕事で度々鎌倉に来ている。
仕事っつうても打ち合わせがほとんどで、1時間もあれば
済んでしまう。しかし、わたしゃここに2時間かけて
来ているんですぞ。
2時間もかけて、はい、帰ります・・・ではもったいない。
しかし、そういう所と仕事が出来るのはパソコンのおかげである。
メールのおかげである。

かの喫茶店を目指してみた。
一度行ってみようと思っていたのです。
さて、小町通りから看板が出ていて、路地を入る。

Milk01

そのまた横の狭い路地にミルクホールはあった。

Milk02

ガイドブックなどでも度々登場する鎌倉小町通りの
顔的喫茶店である。
朝も10時を回った時間だったのでお客は、わたし1人である。
大正ロマン溢れる店。古民家を改造したらしい。
インテリアも小道具などが点在し、大正時代に人気のあった
竹久夢二の絵がかかっている。
窓がある奥は1部屋になっていて明るかったが、(こういう所が
民家を改造した跡って感じがする)わたしゃ中側の暗い席を
選んだ。店内はアナログ機器から流れる古いジャズがかかる。

ブレンド珈琲 600円・・・バターピーナッツ付き

さてブレンドはかなり苦み走っている。
ブラック&苦みとコクの効いた珈琲が好きなわたしでも
ちょっときついくらいだ。
しかし、中々美味しい。
こりゃ若いおねえちゃんにはきついんじゃない?
砂糖とミルクをたっぷり入れなきゃね。
でもそしたら缶コーヒーみたいになっちゃうけど。

お店の人は奥にいて出てこないがすぐ側にいる。
こういう方がわたしゃ落ち付く。

夜はお酒が飲める。
ライブもやるそうだ。

テーブルの傍らにこんな「Milk Hole Times」と言うフリーペーパーが
置いてあった。

Paper

アンティーク雑貨なども販売しているらしい。

鎌倉市小町2-3-8
0467-22-1179

昨年は海に出る方が多かった。今回はその後、何十年ぶりかに
鎌倉山方面に向かった。

Sasuke_2


ミルクホール
http://www.milkhall.co.jp/

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